
2012年、「古事記」が編纂されて1300年を迎えます。
大学入試問題で出題されるかもしれません。

古事記(こじき、ふることふみ)は、その序によれば712年(和銅5年)太朝臣安萬侶(おほのあそみやすまろ、太安万侶(おおのやすまろ))によって献上された、現代確認できる日本最古の歴史書である。上・中・下の全3巻に分かれる。原本は存在していないが、後世の写本の古事記の序文に書かれた和銅年及び月日によって、年代が確認されている。
・正しい表記:古事記
・間違い表記:古事紀

http://www.aozora.gr.jp/cards/000107/files/1530_5502.html

日本書紀(にほんしょき、やまとぶみ)は奈良時代に成立した日本の歴史書である。日本における伝存最古の正史で、六国史の第一にあたる。舎人(とねり)親王らの撰で、720年(養老4年)に完成した。神代から持統(じとう)天皇の時代までを扱う。漢文・編年体をとる。全30巻、系図1巻。系図は失われた。
『古事記』と異なり、『日本書紀』にはその成立の経緯が書かれていない。
・正しい表記:日本書紀
・間違い表記:日本書記

http://www.j-texts.com/jodai/shokiall.html
<古事記の記と、日本書紀の紀の違いとは?>

http://www.shimane-shinwa.jp/
2012年、数々の神話を現代に伝える「古事記」が編纂されて1300年を迎えます。また2013年まで、出雲大社(島根県出雲市)で「平成の大遷宮」が行われるなど、神話にまつわるビッグイベントが目白押しです。
「古事記」と「日本書紀」の違いとは?
『古事記』は712年、『日本書紀』は720年というように、いずれも8世紀のはじめにまとめられた歴史書です。神代から書き始められ、『古事記』は推古天皇、『日本書紀』は持統天皇というように共に女帝で終わっているところも同じです。また、両書とも編纂の出発点が、7世紀後半の天武朝にあるという点も一致しています。
このように、共通項の多い『古事記』と『日本書紀』ですが、その中でもやはり成立年が近いというのは見逃せません。すなわち、『古事記』と『日本書紀』の成立年の間には、わずか8年しかありません。わずか8年の間に同じようなものが二つも作られるというのは、少し不自然に思われます。むしろ、『古事記』『日本書紀』とは別物と考えた方がよいのではないかといわれています。
『古事記』と『日本書紀』とを総称して「記紀」といういい方がなされますが、こうした両書を一緒にしてとらえる見方に批判がでています。それは、『古事記』『日本書紀』とでは、性格が違うというのです。
では、どのようにちがうのでしょうか?この点については、いくつかのことが指摘されています。たとえば、『古事記』は天皇家のための歴史書であり、『日本書紀』は国家の歴史書であるという考え方です。両書とも葦原中つ国を天皇が支配することの正当性を述べているのですが、性格に微妙な相違があるというのです。また、『日本書紀』は対外面を意識しているともいわれます。つまり、中国などの外国向けの歴史書というわけです。『古事記』は内廷的、『日本書紀』は外廷的と言われたりします。こうした指摘はもっともなことで、安易に『古事記』と『日本書紀』を一緒にして「記紀」というのは正しいとは言えません。
しかし、視点を変えて、地方で編纂された『風土記』に対して、中央でまとめられた『古事記』・『日本書紀』といういい方はできるのではないでしょうか。そうした意味をこめて「記・紀」という使い方をしたらよいのではないかと思います。

http://makingsense.sakura.ne.jp/uni-juken/index.html

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