
早稲田大学と慶應義塾大学の合格者数ランク
定員厳格化で合格者が大幅減、大手予備校も驚き隠せず
2017年(平成29年) 3月31日 ZAKZAK
早稲田大学と慶應義塾大学の合格者合計ランク(2017年3月25日現在)を紹介。
今年(2017年)は文系人気もあって、私立大学の志願者は全体で約8%も伸び、早慶も志願者増だった。
一方で、昨年から、入学者を定員通りにしていく文科省の定員厳格化が進められている。そのため、入学者を減らすことは合格者を減らすことにつながり、今年は一般入試で合格者を減らす大学が続出した。
早稲田大学は当初の合格者数が1701人、昨年比で9・7%減の1万5840人。慶應義塾大学も461人、同5・5%減の7969人。両校あわせて2162人の減少だ。結果、今年は高校別の合格者数が減っている。
首位の開成高校は、早慶ともトップだったが、昨年より95人減。早稲田大学は283人から197人に86人減、慶應義塾大学は168人から159人に9人減だ。
2位の渋谷教育学園幕張高校は、昨年より14人減ったが、現役合格者数は早慶ともトップの251人。合格者の8割近くが現役だった。上位は中高一貫校が多いが、公立トップ高も順位を上げた。
合格発表後、追加合格が発表されるが、大手予備校の担当者は「これだけ早慶の合格者が減るとは、思ってもいませんでした。志願者増、合格者減で倍率が上がっており、こうしたときは入学手続き率も高くなりますから、思ったほど追加合格者は出ない」という。最終的な合格者数は昨年より減ったままという。
この影響を大きく受けているのが高校だ。中堅の私立高校の進路指導教諭は「近年、大学合格実績が伸びており、生徒募集でも大きなセールスポイントでした。特に早慶は人気校ですから、合格者が増えることは、翌年の志願者増につながります。ところが、大学の事情とはいえ、今年は実績が伸びない結果になり、広報として合格実績を使えず痛手です」と頭を抱える。
来年(2018年)は今年以上に合格者が絞られるとみられ、厳しい入試になることは間違いないようだ。






早稲田大学「合格時計」





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